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坐禅をする場所について
僧侶の坐禅は本来「僧堂」で行われます。僧堂とは、禅宗寺院の伽藍のうち修行僧の生活の場、また修行道場として使用する場所です。
當院では檀信徒会館の一角を僧堂に見立て、坐禅堂として使用しております。
僧堂は三黙道場の1つです。當院の坐禅堂においてもできるだけ言葉や音を立てないように心がけましょう。
「単」について
僧堂における畳ひとつ分の場所・位置を「単」(たん)と呼び、1つの単に1人が坐ります。當院では、僧堂のように単はありませんが、畳1枚を単に見立てますので、畳1枚に1人が坐るようにします。
坐禅で使用する手の形
1.合掌
坐る前、坐った後に行う問訊や礼をするときに使用します。
両手のひらを合わせて5本の指をしっかりと揃えるようにしましょう。
指の先が鼻の高さまで上げ、鼻から拳1つ分あけるくらいがよいでしょう。
2.叉手
立っているとき、歩いているときに使用します。左手を親指を内にして握り、
手の甲を外に向け、胸に軽く当てます。右手のひらでこれを覆います。
3.法界定印
坐禅中の手の組み方です。右手を左の足の上におき、その上に左の手をのせて、
両手の指が重なるようにします。両手の親指を自然に合わせ、力を入れて押しつけたり、
離したりしないようにします。手は下腹部に引き寄せます。
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