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本堂

平成25年(2014)に、開創475年記念事業として、本堂屋根並びに増改築が行われ、また、接賓や延命地蔵堂も併せて完成し、現在の伽藍となりました。

 

広さは間口7間、奥行6間となります。屋根は切妻造。屋根の頂点には大きな鬼瓦があり、そこから地上に向かって勾配を持ちながら左右に瓦屋根が下りています。また、入口の方向は妻入りといって、間口に対して左右に屋根が垂れ下がっています。

そのため、本堂に向かうと最頂部の大きな鬼瓦や懸魚(げぎょ)がよく見えます。

(寺院の多くは平入りといい屋根に対して平行に間口があります。)

 

入口側の屋根には向拝(ごはい)が大きくせり出し、左右に欄干(らんかん)が伸びています。

また、本堂に向かって左右に1本ずつの紅白のハナ桃の木が植えられています。

本堂の入口には中国の書家、王蘭谷が書かれた寺号額があります。

 

 額の奥付 大清乾隆六十年乙夘夏

        (清の乾隆六十年、1795年の夏)

        仁和王蘭谷

        (仁和とは、いまの杭州のこと)

 

明治9年(1876年)に當院の伽藍は一度不慮の大火により伽藍消失しましたが、明治43年の本堂再建までの間は、小諸宿加賀前田候本陣主屋を移築し、本堂兼庫裡として使用していました。

小諸宿本陣主屋は、平成7年(1995年)に小諸市に寄贈されたことで小諸駅前に移築再建され、歴史資料館として公開されています。

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