top of page

十六大阿羅漢

羅漢とは、仏教修行の最高段階に達した人、すなわち悟りを開いた人の総称であります。正しくは阿羅漢といい、サンスクリット語ではアルハットに由来します。なかでも、十六羅漢は、お釈迦さまの正法を護り、仏弟子として衆生を導く立場にあることから、修行者にとって尊敬の対象として信仰されています。

 

江戸中期以降は一般に除災招福や先祖供養を願うようになってきました。有名な『おびんずるさん』もこの中においでで、賓度羅跋囉惰闍(ビンドラ・バラダージャ)というのが元々のお名前です。

 

道元禅師は「大阿羅漢とは、諸々の煩悩がすでに尽きていて、羅漢が凡夫にあって、諸法が羅漢とひとつになっている。羅漢が聖人としてある時は、諸法が羅漢を解脱させている。」と、高く評価されています。

 

このお像を一体ずつよく見てみると、必ず身近な人によく似ている羅漢さまが見つかるようです。是非おいでになったら一体ずつよく拝んでみてください。

 

※十六大阿羅漢は本堂内にあり、行事などがなく本堂が開放されていないことがありますので、ご覧の際はお声かけください。

bottom of page