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延命地蔵尊

佐久市の有形文化財に指定されてる木像地蔵菩薩像です。

元は大井行俊公が岩尾城内におき鎮護としていたもので、天文6年(1537年)に行真公が當院開創の時に移され、明治9年12月の火災で伽藍が焼失するまでの間、本尊として護持されてきました。

火災時、両手骨・持ち物及び蓮台を史える鬼などを失い、舟後光・高欄の儀宝珠の一部を破損しました。

 

 

文部技官倉田文作氏 (上田出身、後に奈良国立博物館長) の鑑定によれば、鎌倉末期ないし室町初期の制作と推定されている、台座は江戸時代中期の補作とみられる。

 

 

「円頂・趺座(足を組んで座る)の地蔵坐像で、顔の前面と胸部を同木で彫った鎌倉通形の木寄せ法を用いており、玉眼をはめこみ、両頬が締って、鎌倉風をよく表している。」(『佐久市の文化財』より)

 

 

昭和25年4月長野県教育委貞合より国宝・重要美術品等に次ぐ重要文化財と認められる。

 

昭和49年12月佐久市教育委員会より佐久市有形文化財に指定される。

 

昭和51年6月復元修理を完了。

 

平成25年開創475年記念事業の一事業として延命地蔵堂が建立され安置される。

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